東基連会報‗編集後記【平成29年5月号】

4月は本社で新人研修が行われるためか、通勤時間帯の電車が混雑を極め、慣れない生活に体調管理がままならず車内で具合が悪くなる方も増えるような気がします。薹が立ったサラリーマンにとっては時計を見ては電車の遅れにため息をつき、「ヒヨコ共がしようがないな」などと自分にもそうした時代があったことを棚に挙げて呪う始末。
ある会社では、新人が配属される部署の社員に次の質問に回答させているとのこと。①新人の時に先輩からされて嫌だったことを3つ以上書いてください。例えば、同じことを何度も聞いて嫌な顔をされたなど。②「新人の時に先輩にされて嬉しかったこと。例えば、出社して挨拶したとき「おはよう」とにっこりしてくれた。「字がきれいだね」と褒められたなど。③自分が新人に何をしてあげられるか3つ以上書いてください。④自分が新人に何をしないであげられるか3つ以上書いてください。ほんのちょっとしたことでも構いません。仕事上のことでも、仕事以外のことでも構いません。必ず3つは書いてください。
何気ない取組ではあるものの、新しい環境で戸惑うことばかりだった新人時代を思い起こし、迎え入れる新人にどのように接するのか、気づきの効果は期待できるように思うのですが、いかがでしょう。
(老婆心)